科目名 □日本語文法Ⅱ
担当教員   好村 友江     
対象学年   2年   クラス   [001]  
講義室   S301教室   開講学期   後期  
曜日・時限   水4   単位区分    
授業形態     単位数    
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

文法と言えば、皆さんはいったい何を思い出すでしょうか。古典文法を思い出す人もいれば、暗記=ムズイといった嫌な気持ちを想起する人もいるでしょう。ところが、日頃私達は友達に話しかけたり、友達の話を理解したりするときにも、実は文法を使っているのです。つまり、身近なところで無意識のうちに文法を駆使し、お互いの意思疎通を図っているのです。
 そこで、この講義では、私達が日頃話したり書いたりしている言葉から、文法を見つけ出し、適切な表現とは何かを考えていきます。その上で、文法的に適切な文章表現や場に応じた敬意表現を体得していきます。いわゆる“言葉の乱れ”といった問題も、正しく見極められる力が養われます。
 

講義計画 /Class Structure

内容
1 概説
評価方法・評価基準・授業の進め方および文法についての説明
2 悩め!って言ってるじゃないか。
命令・禁止と疑問の表現
3 でも君って笑うとかわいいね。
つなぐ言葉と条件表現
4 この電車は非常に走る。
副詞のさまざま・連用修飾
5 ちょっと、のど渇きませんか?
語用論
6 あなたはいつ何に「へえ」というか。
あいづち・いいよどみと談話の理論
7 社長、コーヒー飲みたいですか?
敬語からポライトネスへ
8 「5分しかない」か「5分もある」か。それが問題だ。
さまざまな視点と制限
9 ここはどこ?わたしはだれ?
コソア・ダイクシス
10 車が3000cc壊れた。
数量詞
11 象は鼻が長い。
「は」と「が」にまつわる話
12 タ形にはこんなにいろいろあるなんて知らなかった。
いろいろな「タ」
13 太郎さんの部屋がかわった。
名詞の意味特性
14 まとめ
第1回?第13回までのまとめ
 

学習・教育目標/Class Target 1.文法的に適切な文章表現ができる。
2.場に応じた敬意表現ができる。
3.文法についての問題意識を持てる。
 
評価基準/GradingCriteria 評点(100点満点)の60点以上を合格とし、60?69点を可、70点?79点を良、80?89点を優、90点以上を秀とする。  
評価方法/GradingMethod 定期試験60%、小問題40%の合計評価による。  
受講上の注意/Class Rules 授業回数の2/3以上の出席が必要である(履修規程に従う)。第1回の授業も回数に含める。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 総合講座Ⅱ(日本語応用)・総合講座Ⅲ(日本語文法Ⅰ)  
教科書/Text
著者名 名古屋大学日本語研究会GA6  
著書名 『ふしぎ発見!日本語文法』  
出版社名 三弥井書店  
ISBNコード  
指定図書/Assigned Books
著者名 北原保雄 監修  
著書名 『岩波日本語使い方考え方辞典』  
出版社名 岩波書店  
ISBNコード  
著者名 林 巨樹他 編  
著書名 『日本語文法がわかる事典』  
出版社名 東京堂出版  
ISBNコード  
参考文献/Bibliography
著者名 奥秋義信  
著書名 『勘違い敬語事典』  
>出版社名 東京堂出版  
ISBNコード  
著者名 山口明穂他 編  
著書名 『日本語文法大辞典』  
>出版社名 明治書院  
ISBNコード